”辻元よしふみの世界”からあなたは帰れなくなるかもしれません。

教えてくれないか僕のナジャ

さてそれで僕たちはどこらへんに立っているつもりなんだろう
教えてくれないか僕のナジャ 

生まれつき目眩がするたちの
少女を知っているが いまじぶんが どこに どんな角度で どのように
あるかを はかりかねるそうだ 
どこかにいけばもっとしあわせになれる
そういって旅行雑誌ばかり眺めていたっけ
いよいよどこに旅立とうと決めたとき 車にひかれて
死んだのだっけ
ああ
そんなかわいそうな

あふれかえりそうなんだ そうなんだ そうなんだ なんとかしてほしいのだ
僕は暴発するぞ 安全装置が吹き飛ぶぞ 威嚇して回るにはぼくはひとりしか
いない てきがおおすぎる
いやになった夜 そして朝 そして夜 そして朝 そのあいまに軽い食事
とセックスないしその代替行為 適量の酒ないしそれにかわるもの
つまり同じようなもの もの もの もの テレビプログラム 映画 暴力 に 見せ物
大量生産品 赤い血が洗面所に流れればただの水彩絵の具のように とけて
下水道へ 地下へ ありふれたところへ
想う とうとつに テルアビブの街路樹 モンマルトルの丘 ダラスの測道の植え込み
あるいは あるいは 逃げ場? 隠れるところ じっとしていてほっておいてくれる
ところ 
あるものか あるのは戦場のみ
爆弾は常に手軽に配給されるのだ
取り扱いはいたって簡単だ
すこしまえまで マニュアル通りのじんせいをきらっていたっけねえ
じゆうきままに おもしろおかしく そうなんだってねえ
軽業する蜘蛛
をつぶす
どうして いかにして あのように
かみをあがめることができるのか 僕らにははかりかねる
いいやちがう そうじゃない そんなことではない

ひこうきぐもがぐうとねじれる あのように僕らみんな
ひとりよがりだ みえっぱりだ 人工的でよくぼうがおさえられない
おさえられない あれもしたいこれもしたい いいやしたくないなにもしたくない
世界中のいい女のスカートをめくってパンティーをなめたい
と叫んだ中学校の級友がいた まことにせいじょうなおとこだった
そのおもいはとげたのだろうか ヤツは
ゆるしたまうところまで つまりかなたのかなたまでメルカバ戦車は進撃する
線をひくのは 聖なるものであって だんじて
よくぼうでも ぞうおでもない
そうだ

りっぱなものだ

生まれつき目眩がするたちの少女
なんてはなしをしたっけねえ もちろんうそさ つくりばなしだ
みんなどうでもいいことだ 
ぼくはあふれる ほかのひとたちとおなじように
どうしたらいいのか 教えてくれないか
僕のナジャ


 とかなんとか、こんな妙な詩を書いてみました。なんなのでしょう、この作品は。ただナジャというのは有名なあれのパロディーなんでしょうかね。まあ話し相手なんでしょう、だれでもいいのだけど。きっと「僕」は欲求不満の酔っぱらいなんでしょう。それからメルカバ戦車というのはイスラエル軍の主力戦車で、新型のメルカバUは世界でも最強の戦車のひとつです。きっと「僕」は欲求不満の上に深夜番組でも見ていて、つまらないことを口走っているのでしょう。つまりそんなもんなんでしょう。詩論のわりにつまらない詩ですね。本当にそうですね。でも他人には言われたくない(笑)。

 ではまたどこかでお会いしましょう。

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